2017年03月29日

○△□の足し算、引き算(絵を描く視点で見る)

特にイラストや漫画を志す方は「何も見ないでもある程度描ける」状態を
できれば目指したいところ。
要するに楽にラフが描けるかとどうかです。
衣装などのディテールはきちんと資料を用意して観察して描く必要はありますが、
ラフまでは基礎力だと言えるのではないでしょうか。

その辺をクリアするには目の前にあるものを見たまま描くのではなく
「考えて描く」
ことが近道だと思います。
「考えて描く」とは、まずはじっくりと「観察」し、目の前のものが「どのような状態なのか」をきちんと考えること
だと思います。

これまで振り返って自分なりに無意識のうちにやってきてたことは考えながら描くことでした。
「机が描きたい」と思ったら目の前にある机の輪郭をそのまま見て描き写すのではなく
「机ってどんなもの?」とまず、自分なりに「机」という「物体を考えること」から入るのです。

例えば、目の前に4本足の四角いテーブルがあったとしましょう。
そのまま描き写したりしていませんか?
まずはじっくりと観察して、考えて見てみましょう!

「目の前の机」=「うすい四角の板」+「同じ長さの四角い足」(4本・四隅に)。

微妙に厚みや長さは変わりますが、基本的には四角(立方体)から出来ている・・・
それをいくつか積み木のように同じ向きに組み合わさっているだけ・・・フムフム

これを考えることで見えるのが「物を動かしたり、回転させても変わらない部分」=「ものの構造」
だと思っています。
これが分かれば見なくても、最小単位である1つの単純な四角(立方体)の形の見え方さえ、ある程度覚えておけば、あとは組み合わせているだけなのでいろんな角度やアングルにも対応できます。
その前に、四角(立方体)の構造は前もって理解しておく必要はあります!!

ちなみに、身の回りにあるものを最低限のカタチに置き換えてみると
○(球・円柱)と△(三角柱とか三角錐など)と□(四角の面、立方体、四角錐など)になりませんか?

あとはこれを積み木みたいに組み合わさっているだけと考えてみると・・・!!
○△□、このカタチの構造は基本ですから、これだけは頭に入れておきます。


積み木のように、いっかい目の前のものを頭の中でパーツにばらしてから
もう一度組み立てられればOKです。
(デフォルメは余分なものを削り落として最低限残ったものでそれらしく見せる、作業だと思っています)

考えながら、自分で再構築しながら描くことで、1枚あたりの密度がグッと高くなります。
絵心がないな~と感じている方は、たまには1枚、時間をかけてじっくりと絵に向き合ってみませんか・・・!
ここで、完璧に描けるかと言えば違うのですが、そのときに完璧に描けてなくても「どう考えて描いたか」が大事だと思います。
ですので、後で見返すと「なんだコレ?」と思う部分もたくさん出てくる場合もあります。
そのときに考えが至らなかった部分ですね。
でも、見返したときに「気づく」部分があったということはそれはそれで新しい発見です。
これも「昔の絵との見比べる観察」です。また考えるわけですね。
それを一つ一つ積み重ねていくことが上達への近道になっていくのではないでしょうか
posted by ブリージット at 11:47| Comment(0) | コラム | 更新情報をチェックする